マブです。
先ほどの「クロコダイルジーンズ」と一緒にショップチャンネルにてご紹介した「キャンディーゴールド」と「キャンディーシルバー」の説明です。
こちらの仕上げもあまり放映ではうまく写らなかったみたいですので。。。。
さて、こちらの「キャンディーシリーズ」。
正直、こんな成金オヤジが持つような箔押しの財布が売れるのか?っていうのが本当の気持ちでした。
上の写真は箔を押した直後の革です。
当初、これで製品を作る予定でしたが、先ほども言ったようにこのギラギラ感がどうしても、金融会社の取り立て屋感が満載な気がしたのと、箔押しの弱点である箔がシワになり易いという点から、あえて均等にシワを作るという工程を得て、ギラギラ感をなくして、品のある落ち着いた感およびキャンディーと言われる可愛らしさを表現することができました。
実際、財布を手にしてみると金融取り立て業者感はいっさい無くなって、とても可愛らしい財布になっていると思います。
この箔押し仕上げは実は下地の色によっても表情が変わります。
今回は黒の下地にこの箔押しの処理を行ったのですが、他の色でも試したのですが、やはり黒の下地の革が色合い的にもしっくりきて、うまく表現することができました。
牛の型押しの革でも、こういう仕上げを見かけますが、牛の型押しの場合、牛革にクロコダイルの型を押す時に、一緒に箔を貼り付けてしまうので谷までしっかり箔が押されていて、ノッペリ感が出るのですが、今回のクロコダイル革に箔押しする場合、もともとクロコダイル本来が持つフ模様の上に箔を押し付けるので、牛の型押しと違って、どうしても谷の部分に箔が乗らない箇所があります。
でも、それがある意味、牛の型押しではなく、ノッペリ感のない本物のクロコダイル革という証ではあります。
「キャンディーシリーズ」も次回やるかどうかわかりません。
「クロコダイルジーンズ」同様、ちょっと手間が掛かる仕上げなので。
こちらもラストチャンスかもですよ(笑)
ちなみに、金って金運アップカラーと言われていますよね。
もし、自分も前回のロト7をこのキャンディーゴールドの財布に入れてたなら。。。(涙)
一千万がぁぁぁぁ。。。。。。。
爬虫類鞣製染色加工
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