マブです。
concept_pict_02

写真はハーフブリーチにする前の直後のB/Cダイアモンドパイソン。
↓↓↓
IMG_4017

で、そのB/Cダイヤモンドパイソンをハーフブリーチした直後の写真
↓↓↓

IMG_4018
です。

写真では簡単にハーフブリーチにしていますが、実はかなり神経を使います。
ガラを全部消してしまうフル脱色は、脱色するときに使う強力な薬品の扱いさえ気を付ければ、さほど難しくないのですが、ハーフブリーチというのは、ガラが濃い場合は薬品を足せばいいのですが、ガラが薄くなり過ぎてしまった場合、ガラを復活することは不可能なんです。
しかも一発勝負です。

一枚一枚、ガラが濃い個体もいれば、ガラが薄い個体もいる。
皮の厚い個体もいれば、皮の薄い個体もいる。
結果、一枚一枚、十人十色で脱色されていきます。

150枚とか300枚とか同時に鞣すので、全体的なバランスをみながら、一発勝負で半脱色します。
このハーフブリーチは「技術」ももちろん大事ですが、「経験」が一番大事です。

毎回ハラハラです。
ドキドキです。
ハゲそうです。
薄くなり過ぎたら最後。
取り返しのつかない事にならないように・・・

そんな神経を擦り減らしてハゲしい思いを込めて鞣す、太閤染革のハーフブリーチ。
自信をもってお勧めします。