マブです。

原皮は「生」です。
「生」なんで腐ります。
長期保存出来ません。
腐るから。

だから原皮を「鞣し(なめし)」ます。
鞣された革は腐りません。
 長期保存出来ます。
腐らないから。

でも、色や仕上げが決まらない場合どうする?

ということで、「クラスト」です。

IMG_5533

「クラスト」とは 鞣しが終わった、染色や仕上げする前の状態の乾燥された革です。
この「クラスト」の状態なら、鞣しが終わっているため腐ることがなく長期保存できます。
染色や仕上げを行う一歩手前の状態で、乾燥されているということから、この時点で仕分けを行います。
サイズをみたり、ガラの濃さをみたり、キズをみたりといろいろです。

これは柄が黒すぎるから、黒にしちゃおう。
これはちょっとキズがあるからキズが目立たない仕上げにしちゃおう。
これはサイズ小さいから財布用にしちゃおう。

みたいな感じです。

 IMG_5543

IMG_5548


クラストって大事です。