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マブです。

爬虫類には「フ模様(ふもよう)」と呼ばれる「柄(がら)」があります。
「ヒマラヤ仕上」のような「フ模様」を生かした仕上げには行いませんが、通常のクロコダイルの仕上げではこの「フ模様」を消します。
この工程を「脱色(だっしょく)」といいます。

写真はシャムクロコダイルのウェットブルーですが、「フ模様」があります。
この「フ模様」を特別な薬品に浸けて消していきます。

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まず特別な薬品に浸けて写真のように茶色にします。
その後に、さらに特別な薬品に浸けると。。。

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写真のように茶色の薬品が消えるのと同時に、「フ模様」が消えます。

この脱色工程で使用する特別な薬品は凄まじく強烈な薬品を使います。
そして、息ができないくらいの凄まじいガスが発生します。
中途半端な脱色で「フ模様」が残っても困りますし、だからといって薬品をたくさん使って「フ模様」を消しに行っても、強烈な薬品を使用するため革にダメージを与える可能性もあります。
この「脱色(だっしょく)」工程もとても気を使う工程です。
この後、お客様のニーズによって「再鞣し(さいなめし)」を行っていきます。



爬虫類鞣製染色加工
株式会社太閤染革(たいこうせんかく)
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